夏草や 強者(つわものども)が 苅の後
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。こんにちは、俳カーのながと尾芭蕉です。
赤間関街道のひとつ。大内湯けむり街道の古道を整備をしました。毛利の殿様が、湯に浸かるため通った道と言われます。
11月末のイベントのため、この街道を草刈り機を持って整備しました。
夏にこんもり生えた草が、街道を浸食していました。3時間余りの草刈りでしたが、とてもきれいになりました。
ここで一句
夏草や 強者どもが 刈りの後
読み方 なつくさや つわものどもが かりのあと
【作者】ながと尾芭蕉
【現代語訳】あんなに夏に生い茂った強い雑草なのに、草刈機で刈るとあっという間に 整地されたよ。(夏草の儚さを謳った夏草サイドの句であると 同時に 整備されないと荒れ果てるので、整備してよかったな。という人間サイドからの句)
https://haiku-textbook.com/natsukusaya/
【元となった俳句】
夏草や 兵どもが 夢の跡 作 松尾芭蕉
読み方 なつくさや つわものどもが ゆめのあと
【現代誤訳】
今は、夏草が生い茂るばかりだか、ここはかつては武士たちが栄誉を求めて奮戦した跡地である。昔のことはひとときの夢となってしまったなあ。