大寧寺旧参道

月日は、百代の過客にして 行きかふ年も又旅人也。こんにちは、俳カー(俳句とハイキングの造語)のながと尾芭蕉です。

大寧寺の旧参道を歩いてみました。長門湯本温泉街から、大寧寺までの参道です。タイムスリップしたかのような地蔵が随所に立ち並ぶノスタルジックな参道です。

湯本温泉街の参道入り口に入ったところにある馬頭観音菩薩です。ここからスタートです。

しばらく歩くと地蔵(お大師様)が立ち並びます。

昔は、参道にお地蔵様がたくさんあったそうです。今は、大寧寺の境内に52体、堺内外に52体、74体確認できます。お地蔵様は、境内に8体、境内外に13体あります。お大師様、お地蔵様合わせて全部で95体。このうち24体が旧参道沿いあります。このうち約20体が旧参道に戻る予定です。ますます素敵な参道になりそうですね。

今日の一句

旧参道や 客手合わする 食の音』

季語:食(秋) 作:ながと尾 芭蕉

現代語訳:旧参道、今は観光客がそぞろ歩きをしながら お地蔵さんに手を合わせ、飲食を食べる音が聞こえる。これも素敵に現代風だな。

【元となった俳句】 

『涅槃会や 皺手合わする 数珠の音(ねはんえや しわてあわする じゅずのおと) 』 

作:松尾芭蕉 

現代語訳:皺(しわ)のよった手で、一心不乱にご年配の方が仏様に拝んでいる

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